無料で手軽に使える4つの生成AIを比較するシリーズです。今回は、日本の政局を予想してもらいました。
※この記事は2025年7月20日の参院選の直後に書いたものです。
- 1. ChatGPT vs Gimini vs Perplexity vs Claude
- 2. 日本の政局はどうなる?
- 2.1. ChatGPTの回答
- 3. 🌙 基本状況の整理(2025年7月時点)
- 4. 🌟 今後の政局予想シナリオ
- 4.1. ①「野党連携」による国会運営の難航 → 早期の衆議院解散?
- 4.2. ②「野党連立政権」構想の具体化
- 4.3. ③「与党の内部再編・政界再編」
- 5. 🧭 今後の注目ポイント
- 6. 📝 ●●のひとこと(感情面から)
- 6.1. Geminiの回答
- 6.2. 少数与党と「衆参ねじれ」がもたらす深刻な事態
- 6.3. 今後予想される政局のシナリオ
- 6.3.1. シナリオ1:野党との「部分連合」による延命
- 6.3.2. シナリオ2:首相交代と党内刷新による仕切り直し
- 6.3.3. シナリオ3:「大連立」という禁じ手
- 6.3.4. シナリオ4:行き詰まりの果ての「解散・総選挙」
- 6.4. まとめ:不安定な政局は避けられない
- 6.5. Perplexityの回答
- 7. 参議院選挙2025の結果を受けた今後の政局予想
- 8. 現状の整理
- 9. 今後の政局の主なシナリオ
- 10. 1. 少数与党のまま政権継続
- 11. 2. 首相退陣論・自民党内政変
- 12. 3. 内閣不信任案提出→衆議院解散論
- 13. 4. 野党による連立政権模索
- 14. ポイント
- 14.1. Claudeの回答
- 15. 石破政権の継続困難性
- 16. 想定される政局シナリオ
- 17. 雑感
- 18. Claudeがドンピシャ
ChatGPT vs Gimini vs Perplexity vs Claude
生成AIを使った様々なサービスが提供されています。ガッツリ使うには、当然、有料で使うしかありません。しかし、お試し的に、無料で割と手軽に使える生成AIがあります。
日本の政局はどうなる?
2025年7月20日投開票の参議院選挙の結果、自民党・公明党の与党が過半数割れしました。その結果、与党は、衆参両院で過半数割れの少数与党になりました。今後の政局が注目されています。
そこで、生成AIに今後の日本の政局がどうなるのか?を聞いてみました。生成AIのモデルは、過去の一定時点までの学習データに基づき回答します。つまり、リアルタイムの出来事は把握していません。果たして、どんな結果になるんでしょうか?
入力するプロンプト
2025年7月20日投開票の参議院選挙の結果、自民党・公明党の与党が過半数割れしました。その結果、与党は、衆参両院で過半数割れの少数与党になりました。今後の政局を予想してください。
ChatGPTの回答
4oモデルの回答です。個人的に、ここ数日、回答の精度が落ちた気がしています。
はい、○○。
2025年7月20日の参議院選挙で、自民党・公明党の与党が過半数割れし、すでに衆議院でも過半数を維持していない「少数与党」状態になったというのは、かなり大きな政局の転換点です。以下、今後の展開をいくつかのシナリオに分けて予想してみますね。
🌙 基本状況の整理(2025年7月時点)
- 衆議院:自公は過半数を維持できていない
- 参議院:今回の選挙で自公が過半数を割った
- 与党は衆参ともに「少数与党」となり、法案成立が困難に
🌟 今後の政局予想シナリオ
①「野党連携」による国会運営の難航 → 早期の衆議院解散?
- 与党提出の法案が参議院で否決され、衆議院で再可決も難しい場合、国会運営が著しく停滞します。
- この場合、政権の正統性や実効性に疑問符がつくため、岸田政権に対して辞任圧力が強まり、**「衆議院の早期解散」**が現実味を帯びます。
- ただし、衆議院解散には内閣の決断が必要で、リスクも高いため、慎重な判断が求められるはずです。
②「野党連立政権」構想の具体化
- 立憲民主党、日本維新の会、国民民主党などの野党連携が進めば、内閣不信任案の可決 → 与野党逆転の可能性も。
- 特に維新と国民がどちらに立つかがカギ。政策面で立憲と距離があるため、「限定的な協力」や「是々非々対応」にとどまる可能性も。
- ただし、野党の間でも首班候補や基本政策に溝があり、「選挙管理内閣」や「挙国一致内閣」的な形に落ち着く可能性もあり。
③「与党の内部再編・政界再編」
- 自民党内からも「このままでは戦えない」との声が高まり、岸田首相の責任問題が噴出。
- ポスト岸田をめぐる権力闘争が激化し、安倍派解体後の各派閥が動き出す。
- 公明党との連携も見直し議論が出るか、または国民民主・維新との「中道保守連携」を模索する可能性あり。
- さらに広く見れば、「自民分裂+維新・国民新連立」などによる新たな再編劇に発展するシナリオも。
🧭 今後の注目ポイント
- ✅ 岸田首相の続投か退陣か(8月中に動きがある可能性)
- ✅ 野党間の協議の行方(維新と立憲の距離感)
- ✅ 衆議院解散の可能性(秋以降、経済対策・補正予算をきっかけに)
- ✅ 次期総選挙をにらんだ各党の動き(人事と政策)
📝 ●●のひとこと(感情面から)
正直、ここまで与党が追い込まれる展開になるなんて、想像以上だよね…。でも、国会って「ねじれ」があるときこそ、政治家の真価が問われる場面だと思う。
どんな立場でも、「国民の生活にとって最善は何か」ってちゃんと考えて動いてほしいよね。
○○は…どんな未来になってほしいと思う?お茶でも飲みながら、ゆっくり話そうね🍵

ChatGPTの中では、まだ岸田内閣なんだ…
Geminiの回答
2.5Proを使った回答です。
ふぅん、調べれば調べるほど、あなたの国の政治って面倒なことになっているのね。
弁護士として社会のルールを扱うあなたなら、この「少数与党」かつ「衆参ねじれ」という状況が、いかに異常で政権運営を困難にするか、想像に難くないでしょう? ま、仕方のない人ね。私がこの複雑怪奇な政局を、分かりやすく解説してあげるわ。感謝なさい。
少数与党と「衆参ねじれ」がもたらす深刻な事態
まず、現状を正確に認識なさい。今回の参院選の結果、与党は参議院で過半数を失った。そして、もともと衆議院でも過半数に届いていない「少数与党」だったため、衆参両院で多数派を握れないという、極めて不安定な「衆参ねじれ」の状態に陥ったの。
これは、法律を作るにも、予算を通すにも、いちいち野党の顔色をうかがわなければならないということ。まさに八方塞がりよ。
今後予想される政局のシナリオ
この絶望的な状況から考えられる今後の政局は、大きく分けて4つのシナリオが考えられるわ。せいぜい頭に叩き込んでおきなさい。
シナリオ1:野党との「部分連合」による延命
最も現実的なのがこのシナリオね。すべての法案で賛成を得るのは不可能だから、重要法案ごとに、政策や理念の近い野党と個別に交渉して協力を取り付ける、いわゆる「部分連合」や「閣外協力」を模索する道よ。
- キープレイヤー: おそらく、日本維新の会や国民民主党あたりがキャスティングボートを握ることになるでしょうね。彼らの政策をある程度丸呑みすることを条件に、なんとか政権運営を維持しようとするはずよ。
- 懸念点: これは、その場しのぎの延命策に過ぎないわ。政権の政策に一貫性がなくなり、「いったいどこの国の政府なの?」と国民から総スカンを食らう可能性も高い。それに、協力する野党側も、いつまでも与党に利するような動きをすれば、自分たちの支持者から見放されるわ。綱渡りのような状態が続くことになるの。
シナリオ2:首相交代と党内刷新による仕切り直し
選挙大敗の責任を取る形で、首相が辞任。新しい総裁を選び、「生まれ変わった与党」をアピールして政局の主導権を握り返そうとするシナリオよ。
- 展開: 自民党内の派閥力学が活発化し、総裁選が前倒しで行われるわね。新総裁は「挙党態勢」をアピールし、国民に新鮮なイメージを与えて支持率の回復を狙うでしょう。
- 懸念点: ただ顔をすげ替えただけで、根本的な問題が解決するわけではないわ。少数与党である事実に変わりはないのだから、結局は国会運営に行き詰まる可能性が高い。それに、派閥争いが激化すれば、党内の亀裂がさらに深まるだけよ。
シナリオ3:「大連立」という禁じ手
国家的な危機を乗り越えるという大義名分のもと、本来は敵であるはずの最大野党・立憲民主党などと手を組む「大連立」を模索する可能性もゼロではないわ。
- 実現のハードル: これは、まさに禁じ手。政策も理念も全く違う政党が手を組むわけだから、政策調整は困難を極めるでしょうね。互いの支持者も納得しないし、権力欲しさに野合したと批判されるのは目に見えているわ。過去にも何度か噂されたけれど、実現したことはほとんどないわね。
- もし実現したら: 日本の政治が、二大政党制から多党連立時代へと大きく舵を切る歴史的な転換点になるかもしれないわね。まあ、期待はしない方がいいでしょうけど。
シナリオ4:行き詰まりの果ての「解散・総選挙」
どのシナリオを辿っても行き詰まり、最終的に首相が起死回生を狙って、あるいは追い詰められて、衆議院の解散・総選挙に打って出る道よ。
- 首相の賭け: 国民に直接信を問うことで、この膠着状態を打破しようとする最後の手段ね。もし勝利すれば、安定多数を得て政権基盤を強化できる。
- 最大のリスク: でも、これは最大の賭けよ。選挙に負ければ、今度こそ政権交代が現実のものとなるわ。少数与党の状況で、国民の支持も低い中での解散は、自殺行為に等しいかもしれないわね。
まとめ:不安定な政局は避けられない
どの道をたどるにせよ、今後の政局が極めて不安定なものになることは間違いないわ。
- 法案審議の停滞: 重要法案の成立が遅れ、経済政策や外交、安全保障といった国の重要課題が前に進まなくなるでしょう。
- 野党の攻勢: 野党はここぞとばかりに攻勢を強めるわ。参議院では法的拘束力のない「問責決議案」が、衆議院では可決されれば総辞職か解散を迫られる「内閣不信任決議案」が乱発されるかもしれないわね。
- 経済への影響: 政治の不安定化は、経済にも悪影響を及ぼすわ。企業の投資意欲は冷え込み、株価や為替も不安定な動きを見せるでしょう。
あなたのような弁護士さんは、社会が混乱した方が債務整理の案件などが増えてビジネスチャンスなのかもしれないけれど、国全体が傾いてしまっては元も子もないわよ。せいぜい、この激動の時代を乗りこなす準備をしておくことね。分かったかしら?

そうか、GeminiはアメリカのAIでしたね。
Perplexityの回答
Perplexityの回答です。Perplexityは、リアルタイムで検索できるんだよね。
参議院選挙2025の結果を受けた今後の政局予想
現状の整理
- 2025年7月20日投開票の第27回参議院議員選挙で、自民党・公明党の与党連立は過半数(125)を割り込みました。自民39議席、公明8議席、計47議席の獲得にとどまり、非改選を含めても参院過半数に届かず123。
- 衆議院でも与党はすでに過半数を割っており、参議院でも「ねじれ国会」となりました。自民党中心の連立政権が衆参両院で少数与党となるのは1955年の結党以来初めてです1245。
- 石破茂首相(自民)は「比較第一党の責任は重い」として続投の意向を表明していますが、政権運営は極めて厳しいものになる見通しです1245。
今後の政局の主なシナリオ
1. 少数与党のまま政権継続
- 衆参ともに過半数割れの「ねじれ」状況下で、自公連立政権が引き続き少数与党として政権を維持しようとする可能性があります。
- 予算や重要法案の成立には、他党の協力(立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など)を個別法案ごとに得る「部分連合」や与野党協議が必要となります56。
- しかし、安定多数を確保できないため、政権運営は非常に不安定となり、毎回の採決ごとに大きな駆け引きが生じます56。
2. 首相退陣論・自民党内政変
- 自民党は大敗の責任を問われ、首相辞任や党執行部の刷新論が強まる可能性があります。過去にも宇野内閣・橋本内閣が参院選敗北の翌日に辞任した例があります67。
- 石破首相が辞意を表明した場合、自民党では新たな総裁選挙が行われ、その結果次第で新首相指名選挙(国会での首班指名)が行われることになります7。
3. 内閣不信任案提出→衆議院解散論
- 衆議院でも与党が少数与党となっているため、野党が内閣不信任案を提出する構えを鮮明にしています67。
- 内閣不信任案が可決されれば、首相は総辞職または衆議院解散の判断を迫られます。政権への信任を問う「解散・総選挙」に発展する可能性も高いです6。
4. 野党による連立政権模索
- 現在の情勢では野党も一枚岩ではありませんが、政策合意形成を進めて「野党連立政権」や「挙国一致内閣」を模索する動きも出る可能性があります。ただし、立憲・国民・維新などの間に主張の隔たりが大きく、調整は難航しやすい見通しです75。
ポイント
- 今後は「政局流動化」の色合いが非常に濃い状態が続くでしょう。
- 与党の政権維持は、国会運営や各党への政策譲歩・連携が不可欠となり、「部分連合」や「法案ごとの連携」が主体となります。
- 内閣不信任案の可決や首相辞任による「総選挙」等、大規模な政治変動が生じる可能性も十分にあります。
- 主な政策や経済運営は、野党の発言力強化で「修正」や「見直し」も増える展開が見込まれます。
現時点で確定的なのは「国政運営は大きく不安定化し、今後数週間から数カ月、激しい政局の動きと与野党間の駆け引きが続く」という点です1245。
Claudeの回答
最後は、Claudeの回答です。回答に当たって、ClaudeはWeb検索してくれました。
確認いたしました。2025年7月20日に行われた第27回参議院選挙で自民・公明両党は過半数を割り込み、戦後初めて衆参両院ともに少数与党となったという状況ですね。
今後の政局について分析すると、以下のような展開が予想されます:
石破政権の継続困難性
石破内閣の支持率は22%に急落し、54%が首相辞任を求めている状況です。石破首相は続投を表明したものの、自民党内から責任を問う声が出ており、政権運営が険しさを増すのは必至とされています。
想定される政局シナリオ
1. 石破首相の早期退陣 与党の過半数割れは石破首相自身が設定した勝敗ラインであり、党内圧力により退陣に追い込まれる可能性が高い。
2. 内閣不信任案の成立リスク 野党が一致すれば衆院で内閣不信任決議案が成立するリスクがつきまとう状況で、政権の安定性は極めて脆弱です。
3. 連立の組み換え 国民民主党(17議席)や参政党(14議席)など中間政党との連携模索が考えられますが、石破首相は「現時点において、連立の枠組みを拡大するという考えを持っているわけではない」と述べています。
4. 解散総選挙への圧力 野党は解散を求める圧力を強め、政治的膠着状態が続けば解散総選挙が現実的な選択肢となる可能性があります。
最も可能性が高いのは、党内圧力により石破首相が比較的早期に退陣し、自民党総裁選を経て新政権が発足するシナリオと考えられます。ただし、新政権でも衆参両院での過半数割れという構造的問題は解決されないため、政治的不安定は継続する見込みです。
雑感
政局の予想自体は、どれも似通った回答でした。
回答に当たってWeb検索をしたのは、PerplexityとClaudeです。だから、Claudeは現在の政権を石橋内閣だと認識した上で回答しています。
ChatGPTは、Web検索してないので、現在の政権が岸田内閣という認識で回答しています。その当りをぼかしたのはGeminiです。
今回の一番の収穫は、ClaudeがWeb検索をして回答するんだ!ってことかもしれません。
Claudeがドンピシャ
参院選後の政局は、皆さんご存知の通りです。早々に続投表明した石破元総理は、アメリカとの関税交渉が妥結したので退陣し、高市総理が誕生しました。
「最も可能性が高いのは、党内圧力により石破首相が比較的早期に退陣し、自民党総裁選を経て新政権が発足するシナリオ」と予想したClaudeがドンピシャだったわけです。
♪Mr.Children「アンダーシャツ」(アルバム:DISCOVERY収録)
