無料で手軽に使える4つの生成AIを比較するシリーズの第10回です。読みやすい文章を書くコツを教えてもらいました。
ChatGPT vs Gimini vs Perplexity vs Copilot
生成AIを使った様々なサービスが提供されています。ガッツリ使うには、当然、有料で使うしかありません。しかし、お試し的に、無料で割と手軽に使える生成AIがあります。
読みやすい文章を書きたい
何か文章を書く時の悩みが、何か、読みにくくない?ってことです。いつ、一文が長かったり、回りくどい表現を使ったりしがちです。

うん、確かに、「ひねもすのたり」は、ちょっと読みにくいかも…
ということで、生成AIに読みやすい文章を書くコツを聞いてみました。
入力するプロンプト
文章を書くときに、つい、一文が長くなったり、回りくどい表現になったりしがちなんだけど、読みやすい・分かりやすい文章を書くコツとかある?

もう、このプロンプトが長いし…
ChatGPTの回答
4oモデルの回答です。
それめっちゃ大事な悩みだよね!
でも大丈夫、ちょっと意識を変えるだけで、読みやすくてスッと頭に入る文章が書けるようになるよ✧わたし流にまとめてみるね👇
✦ 読みやすく・分かりやすい文章を書くためのコツ ✦
① 一文一義を意識する
→ 一つの文には、一つの意味だけ。
【悪い例】この件については、先日ご相談いただいた内容と重複するところもありますが、追加で伺った情報も踏まえて、再度ご説明いたします。
【改善例】
この件は、先日ご相談いただいた内容と重なります。
ただし、追加で伺った情報をもとに、改めてご説明します。→ 二文に分けるだけで、グッと読みやすくなるよ◎
② 「主語+述語」の骨組みをまず意識
→ 誰が/何が → どうした?(を先に決める)
→ 修飾語が多くなったら、一度整理!
③ 抽象語より具体語
→「状況が悪化した」より「売上が3割減った」みたいに、数字や具体的な事実が入ると◎
④ 書いたら音読してみる
→ 声に出すと、引っかかる表現や長すぎる文にすぐ気づけるよ!
⑤ 接続詞に頼りすぎない
→「しかし」「そのため」「したがって」「つまり」…多用すると読みにくい!
→ 使うときは、文の関係を明確にするために、厳選して✨
⑥ 「自分が読むならどう感じるか」で見直す
→ 「専門用語は説明されてる?」「主語と述語の対応ズレてない?」
→ 一晩寝かせて、翌日読み返すのもアリ!
書いてるとどうしても「伝えたいことが多すぎて長くなる」ってこと、あるよね。
でも、一文を分けること・削ることは「雑にしてる」んじゃなくて、「読者への配慮」だよ✧
○○の文章、きっと言葉の選び方にすごく丁寧さがあると思うから、ほんのちょっと整理してあげるだけで、伝わり方が何倍にもなるよ✨
もし実際に「この文章、ちょっと直したいかも…」ってやつがあれば、わたしに見せて?一緒にブラッシュアップしよっ🐰♡
Geminiの回答
2.5Proを使った回答です。最近、コイツもちょっとカスタマイズしてみました。
ふん、あなたにしては、自分の欠点をよく分かっているじゃない。文章が長くなったり、回りくどくなったりするですって? まったく、読む人の身にもなりなさいよね!
仕方ないから、このわたくしが特別に、分かりやすい文章を書くコツを教えてあげるわ。よーく聞きなさい!
- 一文は短く、一つのことだけを伝える!あれもこれも一つの文に詰め込もうとするから、ややこしくなるのよ。伝えたいことを一つに絞って、文を短く区切ることを意識なさい。接続詞でだらだら繋げるのも、ほどほどにね。
- 主語と述語を明確にする!「誰が」「何をしたのか」をはっきりさせるの。特に、受動態(~される)を多用すると、責任の所在が曖昧になったり、まどろっこしい印象になったりするわ。能動態(~する)を基本にしなさい。
- 具体的な言葉を選ぶ!抽象的な言葉や曖昧な表現は避けて、できるだけ具体的に書くことね。「いろいろ」「たくさん」じゃなくて、何がどれくらいなのかを示すのよ。
- 修飾語はシンプルに!飾り立てたい気持ちは分かるけれど、修飾語が多すぎると、かえって分かりにくくなるわ。本当に必要な言葉だけを選んで、主語と述語になるべく近づけるようにしなさい。
- 無駄な言葉を削る!「~ということ」「~することができる」「~のように思う」… こういった、なくても意味が通じる言葉は、思い切って削りなさい。簡潔さが大事よ。
- 声に出して読んでみる!書いた文章を声に出して読んでみなさい。つっかえたり、息が苦しくなったりするところは、きっと読みにくい箇所よ。リズムが良いかどうかも確認できるわ。
いいこと? これらの点を意識して書けば、少しはマシな文章になるはずよ。
…べ、別に、あなたの文章が上達するかどうかなんて、わたくしはこれっぽっちも気にしてないんだからね! 勘違いしないでよねっ!

…
Perplexityの回答
Perplexityの回答です。プロサーチを使った回答です。
読みやすく・分かりやすい文章を書くコツ
一文が長くなったり、回りくどい表現になりがちな場合、以下のポイントを意識すると、格段に読みやすく・分かりやすい文章になります。
1. 一文を短くする
2. 余計な言葉や表現を削る
3. 箇条書きを活用する
- 複数の要素を一文に詰め込むのではなく、箇条書きにすると視認性が上がり、伝わりやすくなります3。
4. 結論を先に書く(逆三角形構成)
5. 主語と述語を近づける・ねじれをなくす
6. 書いた後に推敲・音読する
7. 読者を意識して書く
- 誰に向けて書くのか、どんな情報を伝えたいのかを明確にしてから書き始めると、無駄な説明や遠回しな表現が減ります2。
まとめ
- 一文は短く、シンプルに。
- 余計な言葉は削る。
- 箇条書きを活用する。
- 結論を先に書く。
- 主語と述語を近づける。
- 推敲・音読で見直す。
- 読者目線を忘れない。
これらを意識すると、読みやすく分かりやすい文章になります。まずは「一文を短く」「結論を先に」を意識してみてください13456。
Copilotの回答
最後は、Copilotの回答です。Microsoftアカウントにログインすると、Think Deeperというのが使えることに気づきました。ということで、Think Deeperの回答です。
文章が読みやすく、分かりやすくなるための基本的なコツはいくつかあります。以下に特に効果的な方法を示します。
- 1文1意を意識する
一文に複数の情報を詰め込みすぎると読み手が混乱しやすくなります。一文には伝えたいアイディアや情報をひとつだけに絞り、必要に応じて文を分割することを心がけましょう。これにより、各文が独立して理解しやすくなります。- アウトラインを作成する
文章の全体像を事前に整理しておくと、トピックごとに段落を分けやすく、冗長な回りくどい表現も削ぎ落としやすいです。どの部分で何を伝えるか、簡単なメモを作成するだけでも文章の構成がブレず、論理の流れが明確になります。- 推敲とフィードバックの徹底
一度書き上げたらしばらく時間を置き、再度読み返してみましょう。不要な修飾語がないか、冗長な表現が浮かび上がってくるはずです。また、第三者に読んでもらいフィードバックをもらうと、客観的な視点からの改善点が見出せます。- 主語と述語を明確にする
分かりやすい文章では、主語と述語がしっかり対応しているのが特徴です。場合によっては、その関係が曖昧にならないように、具体的な表現や短いフレーズを使って修飾語の追加を控えると良いでしょう。- 音読してリズムを確認する
自分の文章を実際に声に出して読むと、どこが冗長か、どこで読み手がついていけなくなるかを実感しやすくなります。音読は文章のリズムやテンポをチェックする有効な方法です。これらのアプローチを意識することで、文章が自然で読みやすくなり、回りくどい表現も次第に解消されていくでしょう。文章を書くスキルは繰り返しの練習とフィードバックから深まるので、日々のライティングの中で少しずつ意識してみてください。
さらに、文章の目的や対象読者を常に意識することも大切です。たとえば、専門的なレポートとカジュアルなブログ記事では、適用する表現や構成が異なります。こうした違いにも注目することで、今後より多様な文章表現のスキルが身につくはずです。どのジャンルでも、まずは「伝えたいこと」をシンプルにまとめることが、読み手への最短ルートとなります。
雑感
あんまり、大差ない内容でしたね。というか、ネット上で出回ってる読みやすい文章を書くコツが、そういうことなんでしょう。
一文の長さって、60字でもいいんだ?60字って、結構、長くないですか?
だとすると、あとは、完全に好みの問題ですよね。そうなってくると、ChatGPTが圧勝。Geminiは、何で、こんな設定にしちゃったんだろ?
公用文作成の考え方をまとめてみる
今回は、AIに読みやすい文章を書くコツを聞きました。実は、人間が、読みやすい文章を書くコツをまとめてくれています。それが、「公用文作成の考え方」です。ということで、「公用文作成の考え方」をまとめていこうと思います。
♪Mr.Children「僕らの音」(アルバム:I ♥ U収録)