2025年10月4日から東海道・山陽・九州新幹線の予約がLINEでできるようになります。サービスの概要をみてみようと思います。
LINEからEX
東海道・山陽・九州新幹線に乗車する場合、年会費が必要なEX予約又は年会費が要らないスマートEXを利用している人も多いのではないでしょうか。
EX予約とスマートEXの他に、LINEからEXというサービスが2025年10月4日から開始されます。
LINEで予約してPayPayで決済
LINEからEXは、名前の通り、「東海道・山陽・九州新幹線予約」の公式LINEアカウントから新幹線の予約ができます。決済方法はPayPayのみです。
紙の切符は発券されません。新幹線への乗車は、交通系ICカードかQRコードで乗車します。
EX予約・スマートEXとの違いは?
LINEからEXと既存のEX予約・スマートEXの違いは何でしょうか?以下、個人的に気になった点をまとめてみました。
| LINEからEX | EX予約 | スマートEX | |
| 東京‐新大阪間の値段 | 14,620円 | 14,520円 | 14,230円 |
| 早特商品 | × | 〇 | 〇 |
| 予約変更 | × | 〇 | 〇 |
| 予約可能期間 | 乗車日1か月前の10時~ | 乗車日1年前~ | 乗車日1年前~ |
| 座席指定 | 窓側・通路側の選択可 | 座席表で選択可 | 座席表で選択可 |

東京‐新大阪間の値段は、乗車券+のぞみ普通車指定席(通常時)の合計
100円割引
LINEからEXの東京‐新大阪間の料金は、14,620円(通常期)です。これは、みどりの窓口・券売機で買うより100円安いです。
LINEからEXで買える切符は、乗車券+特急券がセットになったEX予約・スマートEXでお馴染みの切符です。つまり、「東京都区内」‐「大阪市内」という乗車券は買えません。新幹線乗車駅までの切符と新幹線降車駅からの切符が別途、必要です。
そして、スマートEXと同様、特急券だけを買うことはできません。

なんか、近いうちに、EX予約のe特急券、廃止されるんじゃないかと個人的に思ってる…
ということは、LINEからEXを使うと、みどりの窓口・券売機で買うより損します。
早特商品はない
EX予約とスマートEXには、早特1、3、7、21といった早特商品があります。
たとえば、早得21は、乗車21日前までに予約することで、「のぞみ」の普通車指定席が割引になります。早得21だと、東京‐新大阪間は12,980円になります。

繫忙期は利用できません。

EX予約とスマートEXで同じ料金なのが納得いってないんだけど…
LINEからEXには、早特商品はありません。したがって、100円しか割引されません。
予約変更できない
EX予約とスマートEXは、何度でも手数料無料で予約を変更できます。なので、予定が変わった際に重宝します。
LINEからEXは、予約変更できません。予約を変更する場合は、紙の切符と同じ扱いです。つまり、払戻しの上、再度、予約することになります。当然、払戻手数料320円が必要です。
予約は1か月前から
EX予約とスマートEXは、1年前から予約可能です。LINEからEXは1か月前からの予約が可能です。つまり、紙の切符と同じ扱いです。
ピンポイントの座席指定は不可
EX予約とスマートEXは、座席表からピンポイントで座席を指定できます。一方、LINEからEXは、ピンポイントの座席指定はできません。窓際か通路側の選択は可能です。
メリットは決済方法だけ?
LINEからEXとEX予約・スマートEXの違いを見てみると、あんまりメリットがないサービスなんじゃないかと思いました。
料金は、結局、みどりの窓口・券売機で買った方が安いし…メリットがあるとすれば、PayPayで決済するのでポイントが貯まることぐらいでしょうか。
♪Mr.Children「東京」(アルバム:SUPERMARKET FANTASY収録)
